コワーキングスペースのメリットは?他の施設との違いをわかりやすく比較!

現在、テレワークや副業が増えていることを理由に、コワーキングスペースの利用者が年々増加しているのをご存知でしょうか?

コワーキングスペースには、仕事や勉強をする環境が十分に整っており、その名の通り「コワーキング(共同で仕事をする)」場所としても大変人気な場所となっています。そんなコワーキングスペースですが、料金を払って利用するメリットはあるの?と疑問に思う人もいると思います。

この記事では、コワーキングスペースのメリット・デメリットについてや、シェアオフィスなどの他の施設との違いについてまで詳しく解説していきます!

コワーキングスペースを利用するメリット

早速、コワーキングスペースを利用するメリットについて見ていきましょう。

設備が整っている

冒頭でも触れましたが、コワーキングスペースには仕事や勉強をする環境が十分に整っています。

ネットを利用する上で必要な無料Wi-Fiをはじめ、プリンターなどの事務機器、そしてミーティングやセミナーなどで使用できるプロジェクターやホワイトボードなどを備えているコワーキングスペースも多くあります。

カフェや図書館でも仕事を行うことは可能ですが(中には禁止されているカフェもあります)、仕事をすることを目的には作られていない為、事務機器等の設備はコワーキングスペースに比べると劣るでしょう。

コワーキングスペースでは、椅子や机、そしてコンセントの位置など、仕事をする上で快適な造りをしているので、何不自由なく作業に取り掛かれるのが大きな魅力でしょう

集中して作業ができる

会社外で仕事をするならば、「自宅」という選択肢もあります。

自宅だと自分1人の空間で、移動する時間も節約でき、必要なものも揃っておりとても快適に仕事ができるのでは?と考えられるでしょう。

しかし、自宅では自由に自分で休憩をとれるが故に、テレビを見るなど、ついつい作業を中断してしまう恐れがあります。

コワーキングスペースでは、良い意味で周りの視線が刺激となり、背筋を伸ばしてくれる環境が整っているので集中して仕事ができるでしょう。

交流ができる

コワーキングスペースは「共同で仕事をする」ことを目的にしているスペースなので、様々な人

とコミュニケーションがとれることも大きなメリットでしょう。

違う業種の人や、起業を考えている人に出会うことで、新たな価値観に触れることができ、自分の仕事へのモチベーションアップにも繋がるかもしれません。

イベントやセミナーに参加できる

コワーキングスペースの中には、「ビジネスセミナー」や「異業種交流会」などを始め、その他にもたくさんのイベントやセミナーを開催している所もあります。

これらに参加することで、自身のキャリアプランを見つめ直すこともでき、モチベーションアップにも繋がるメリットがあります。

コワーキングスペースを利用するデメリット

ここまではコワーキングスペースを利用するメリットについて解説してきました。反対に、コワーキングスペースを利用するデメリットはあるのかについても見ていきましょう。

利用料金がかかる

コワーキングスペースの利用には、一日単位で支払う「ドロップイン料金」と、月額料金で支払う「会員料金」があります。会員になると、毎回料金を支払う手間も省け、利用したい時に利用できるメリットもありますが、まとまった金額が毎月かかってくる負担が出てきます。まずはドロップインで利用を始めて、気に入ったのであれば会員になることをおすすめします。

セキュリティ面の注意が必要

外で仕事をする時は、外部に情報が漏れないように気をつける必要があります。コワーキングスペースは色々な人が出入りする共有スペースなので、盗難や盗聴などの危険性が少なからずあるでしょう。離席をする際は、できるだけ持ち運べるものは持って行き、パソコンからは情報を盗まれないようにパスワードを設定するなどして注意をするようにしましょう。

コワーキングスペースと他の施設との違い

現在、コワーキングスペース以外にも様々な作業スペースが増えてきています。ここからはコワーキングスペースとその他の施設がどう違うかについて解説していきます。

シェアオフィスとの違い

シェアオフィスもコワーキングスペースと同様に、会社員やフリーランス問わず仕事ができる場所のことを指します。違う点は、コワーキングスペースは共同で仕事をする「コミュニティ形式」を念頭に置いています。しかし、シェアオフィスは「仕事場をシェアしている」というイメージが強く、個室と会議室のみを設備しているところも多いようです。

起業を考えている人も、一つの会社のオフィスを借りるとなると料金が高くなりますが、格安で利用できるシェアオフィスは大変おすすめと言えるでしょう。

サテライトオフィスとの違い

サテライトオフィスとは、会社の従業員専用のオフィスのことを言います。地球の周りを囲む衛生(サテライト)の意味から名前がつけられたそうです。サテライトオフィスは社員の通勤時間の短縮や、遠方の社員の採用もしやすくなるといったメリットから導入する企業が増えてきているようです。

基本的に、コワーキングスペースは会社・業種問わず誰でも利用できるオープンスペースとなっているので、サテライトオフィスとは大きく異なります。

レンタルスペースとの違い

レンタルスペースも名前だけをみるとコワーキングスペースと同じでは?と考える人も多いと思います。

しかし、レンタルスペースは基本的に「個室」の設備になるので、1人で静かな環境の中で仕事をしたいという人向けの施設となっています。

また、コワーキングスペースでは私物の保管はロッカーのみを使うことがほとんどですが、レンタルスペースでは、私物を保管する棚などの設置を許可としている所もあり、パソコンや書類などをそのまま置いて帰ってもいい所もあるそうです。

法人でコワーキングスペースを選ぶポイント

コワーキングスペースの利用は、法人と個人で選ぶポイントが少し異なってきます。

どの部分を重視すると良いかについて解説していきます。

法人登記・住所利用ができるか

法人でコワーキングスペースを選ぶポイントとしては、「法人登記」や「住所利用」ができるコワーキングスペースを探すと良いでしょう。

法人登記とは、起業の時に社名や所在地などを届け出ることを言います。最初からオフィスを構えるとなると、机や椅子の用意、インターネットの設備などを一からする必要があります。しかし、コワーキングスペースでは全ての設備が整っているので、初期費用を断然抑えることが可能です。

また、郵便物などを受け取ってもらえるコワーキングスペースもあるので、社外とのやりとりもスムーズに行えるのも魅力の一つでしょう。

法人プランがあるか

コワーキングスペースの中には、お得な法人プランを取り扱っている所もあります。

法人プランでは、利用できる人数を登録することができ、社員一人一人が個別で利用料金を支払うよりお得なプランとなっています。中には人数に関わらず、利用した時間分だけを支払うプランもあるようで、無駄のない利用ができるのが魅力的なコワーキングスペースもあるようです。

ワークスペースの広さは十分か

コワーキングスペースによって室内の広さはさまざまです。

法人利用である程度の人数で仕事を進めるとなると、人数分の椅子とデスクが必要になります。また、人が通いやすい立地で、人気のあるコワーキングスペースだと席が埋まりやすい可能性もあるでしょう。まず始めはドロップインで利用をし、コワーキングスペースの広さや雰囲気を掴んでから月契約を進める方が良いと考えられます。

個人でコワーキングスペースを選ぶポイント

では、次に個人でコワーキングスペースを選ぶ際のポイントについて解説していきます。

アクセスのしやすさ

仕事帰りにコワーキングスペースを利用するのであれば、会社から通いやすい立地が良いでしょうし、作業時間を少しでも多く確保したい場合は、自宅から近い立地の所を探すと良いでしょう。

中には、駅構内に立地しているコワーキングスペースもあるようで、天候に関係なくスムーズに通いたい人にとってはとてもアクセスしやすいと言えます。

自分に合う利用プランはあるか

コワーキングスペースの月額利用には、「モーニングプラン」や「平日限定プラン」など幅広くプランを区切っている所もあります。

自分の利用ペースに合うプランを選ぶことで、コストカットになるでしょう

セキュリティ対策はされているか

デメリットの部分でも言及しましたが、コワーキングスペースはフリースペースとなっているのでセキュリティ面では注意が必要です。

例えば、「オートロックになっているか」「防犯カメラは設置されいているか」「ロッカーのカギの有無」などのポイントを押さえておくと良いでしょう。もちろん、自分でパソコンにパスワードを設定する、盗られて困るものはできるだけ持ち歩くなどの対策は必須です。

コワーキングスペースのメリットは?他の施設との違いをわかりやすく比較!のまとめ

この記事ではコワーキングスペースのメリット・デメリット、そして他の施設との違いなどについて詳しく解説してきました。

コワーキングスペースには、法人・個人問わず利用するメリットがたくさんあることがわかりましたね。

また、シェアオフィスやレンタルスペースなどの施設との違いについてもわかりました。

仕事をする上で、働く環境はとても重要です。

色々なワーキングスペースを上手く活用し、自分に合ったワークスタイルを見つけていけると、より快適に仕事が進められるでしょう。